短歌を詠みます。
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消したって気にくわないのは同じこと回る屋内用シュレッダー
胸に繁るはしから青菜はかじられて歯形によって満たされる生
短くて熱い舌です有効に火のないところに煙をたてる
甘言にまもられながら傷ついてベリーソースが肺腑にしみる
ふり向けばたちのぼる城細胞のひとつひとつが私の正体
目の横を伸びている腕ほの暗くあなたと電車に乗るのは二回
さわられた影の先から燃えてゆきこれは前にもやった遊びだ
春先の呼吸はあさい燃え残るわたしもあなたの目をしてわらう
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「かばん」2014年3月号
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