短歌を詠みます。
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おとなしいだけのひとなどいないからこれはあなたを転ばせる靴
傷つける候補ですから身勝手に怪我などせずにいてくださいね
声を聴きましょうまだらのスカートで仕止める手筈はととのってい
目をまもる眼鏡がのっている耳介あなたを語る線は無限だ
あなたから盗むやさしい言葉だけはべらせておく水槽を飼う
飛び跳ねることを知らずに生きてたのあの子がわけてくれた胸なの
つみ重ねられないタイプの椅子ばかり集める言ったことは忘れる
裏返しになって行くから君の街次は上手に水源になる
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「かばん」2013年8月号
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