短歌を詠みます。
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誰にでも優しいだけのあなたには未来に凍るアイスをあげる
火をつける間もなく燃えて嘘をつく舌にもわたし寛容だから
横切れば偽物だって知れたのにレモンを縦に半分に切る
抱きつけば首の匂いがたちのぼりこれはほんとと教えてくれる
「あれは君が前世に乗った波」海を指さす指を横目で盗む
指を埋めるように鍵盤なぶるのね今日は私がかばってあげる
静脈をたどっていったらこのひとの起源を知ってしまうのだろう
祈ることは折ること指を組みながら失うものを目のうらにみる
---------------
「かばん」2012年11号掲載作
火をつける間もなく燃えて嘘をつく舌にもわたし寛容だから
横切れば偽物だって知れたのにレモンを縦に半分に切る
抱きつけば首の匂いがたちのぼりこれはほんとと教えてくれる
「あれは君が前世に乗った波」海を指さす指を横目で盗む
指を埋めるように鍵盤なぶるのね今日は私がかばってあげる
静脈をたどっていったらこのひとの起源を知ってしまうのだろう
祈ることは折ること指を組みながら失うものを目のうらにみる
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「かばん」2012年11号掲載作
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