短歌を詠みます。
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消えていくたぐいのものだまた今度会おう今度と言ってるうちに
あきらめの形は受話器なめらかにほそった腕をさすりつつ見る
少しずつ切り取ったのを渡される君のことばは小花柄だね
爪 どこで割れたのだろう 赤色は私のかわりに傷ついて咲く
生ハムの透き通った肉ちぎる口いつかあなたの牙に遭いたい
薄闇が明るい 疲れの内訳は仕事8割・私2割ね
手袋は音をたてないこの頬にふれる黒へとすべて吸われる
この先のカーブでうまくやり過ごす君をおもえばねじれる体
---------------
「かばん」2013年4月号
あきらめの形は受話器なめらかにほそった腕をさすりつつ見る
少しずつ切り取ったのを渡される君のことばは小花柄だね
爪 どこで割れたのだろう 赤色は私のかわりに傷ついて咲く
生ハムの透き通った肉ちぎる口いつかあなたの牙に遭いたい
薄闇が明るい 疲れの内訳は仕事8割・私2割ね
手袋は音をたてないこの頬にふれる黒へとすべて吸われる
この先のカーブでうまくやり過ごす君をおもえばねじれる体
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「かばん」2013年4月号
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