短歌を詠みます。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
バラバラのスローな願い毛糸玉つくろいながら時計を見てる
見つめてもコーヒーに砂糖は入らない私は自力でおまえをかせぐ
春の日のケーキはあまい焼け焦げたこころにひそむ臼歯で食べる
いちまいの疑念を喉にはりつけて話した 君の頬がやぶけた
心拍が押し寄せてくる 消音にならないおもいまなざし、ばれる
よどみなど知らない部屋で最初から持ってたみたいな顔して待った
「私はね、くもるものならみんな好き」 閉ざした日々が留め置かれる庭
触れてきたものはこの身のどこかしら流れる 折り重なってゆく川
---------------
「かばん」2013年5月号
見つめてもコーヒーに砂糖は入らない私は自力でおまえをかせぐ
春の日のケーキはあまい焼け焦げたこころにひそむ臼歯で食べる
いちまいの疑念を喉にはりつけて話した 君の頬がやぶけた
心拍が押し寄せてくる 消音にならないおもいまなざし、ばれる
よどみなど知らない部屋で最初から持ってたみたいな顔して待った
「私はね、くもるものならみんな好き」
触れてきたものはこの身のどこかしら流れる 折り重なってゆく川
---------------
「かばん」2013年5月号
PR
この記事にコメントする