短歌を詠みます。
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如才ない肩すかしに怒る我を眺める君はいつも先勝【せんしょう】
人さらいうようよしてるのに私には目もくれやしない友引の夕
わざとメールせずに電源を切って寝る結局夢中で泣いて先負【さきまけ】
くだらない発作を抑えるためだけに靴と鞄をおろす仏滅
来ないままふと目をやると大安の赤字が大きく揺れるカレンダー
火の元もわからぬままに煙だけ充満している赤口の夜
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「かばん」2011年11月号掲載作
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